こんにちは、愛花です。
今回はクッキー生地の扱いのコツについてです。
クッキーを焼く前の生地の状態で出来上がりが全然違ってきます。きれいな型抜きクッキーを作るためにもクッキー生地を上手に伸ばすコツや、生地が柔らかくなってきた時や型が上手く取れない時の対処法を紹介します。
中途半端に余った生地も無駄にすることなく使える方法もあるので参考にして下さい。
生地のレシピや作り方を知りたい方は
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下記クリックでお好きな所へどうぞ
クッキー生地を上手に伸ばすコツ
私がクッキー生地を伸ばす時に使うのは、クッキングシートです。
クッキングシートと麺棒に打ち粉をして手で粉をなじませるように全体に付けておいてから始めます。
生地を載せたら生地にも打ち粉をして、くっ付いた時用に打ち粉を近くに用意しておきます。
冷蔵庫で寝かせておいた生地も寝かせ時間によって状態が違うと思うますが、今回は一晩寝かした後だったので生地がカチコチでいきなり麺棒でコロコロしてみてもビクともしませんので少し待ちます。この状態で無理やりやろうとすると生地にヒビが入ってやりにくくなるので、様子を見ながら生地が柔らかくなりだすタイミングを待ちます。生地の中のバターが柔らかくなりだすと一気に作業が進むのでオーブンは予熱で温めておきましょう。
伸ばす時は麺棒を中心から外側へ転がすようにして、中央辺りはやや力を入れながら端に行くにしたがって力を弱めるようにして伸ばしていってください。端も力を入れてしまうと、端の方が薄くなりやすいので厚さに差が出過ぎてしまいます。
中央→上方向、中央→右方向、中央→下方向、中央→左方向、中央→斜め方向 という感じで順番に伸ばしていき、厚さが均一になるように力加減に気を付けながら、生地がくっ付いてきそうになったら打ち粉をして作業してください。
私は厚めのクッキーでサクッと焼くのが好みなんですが、今回は一番薄くても5㎜です。薄めのクッキーを作りたい方は型を抜いた後にクッキー生地を移動させる時大変なので、その場合は生地をよく冷やしましょう。
型抜きくっ付く時の対処法
型を取ったところですが、生地が少しだけ柔らかくなり始めていたので手早く作業しました。もしクッキー生地を移動させるのが無理なくらい柔らかくなってしまった場合はこの状態で冷蔵庫や冷凍庫で一旦冷やしてから作業再開です。くっ付く時はまず冷やすが鉄則です。
クッキー生地がクッキングシートにくっ付いて取りにくい場合は、クッキングシートの下に手を入れて生地を少し浮かすような感じで下から生地をすくい取ってください。型抜きしたクッキーにはなるべく触らないように気を付けながら周りの余分な生地を取り除き、オーブンに入れる用のクッキングシートの上に移動させます。使っている間にクッキングシートもくっつきやすくなってくるので打ち粉をしましょう。
オーブンによってどこに熱が一番溜まりやすいかなどの特徴もあるかと思うので、生地が厚めだったり大きいデザインを熱がよく来るスポットへ配置しておくと良いですね。薄い生地や小さいデザインの物は熱が溜まりにくい所に置くようにします。
あらかじめ温めておいたオーブンで焼きますが、これもまたオーブンによって焼き時間も異なってくるかと思いますので目安としては180度で15分としておきます。私の場合は、プレーン生地の表面にうっすら焼き色が付くまでで庫内から甘いいい匂いがしてきたら出来上がりという自己判断の方を重要視しています。ココア生地は焼き色の判断がしにくいので時間と匂いを目安に判断しています。
余った生地を次回に回したいなら、なるべくこねずにひとまとめの平らにして袋に入れて冷蔵庫や冷凍庫で保管です。
ですが、全部焼く時は麺棒で平らに伸ばした状態で冷蔵庫に入れて生地を柔らかくしないように注意してください。
ここで型抜きクッキーを作る時にあると大変便利な愛用品を紹介します。
プラスチックのまな板なんですがこれが数枚あると非常に便利で、生地の持ち運びにうってつけなんです。
上の写真のようにクッキングシートの上に並べた生地や、型を取る前の生地を伸ばした状態のままで冷蔵庫まで移動させたい時などクッキングシートをこのプラスチックまな板の上に移動させるだけでOKです。大きさが足らない時は2枚使いで支えれば生地を移動の途中でダメにしてしまう心配も無くて安心です。下敷きでも代用できそうですね。
プレーン生地のクッキーが焼きあがりました。うっすらと焼き色が付いていますね。上にアイシングでデコレーションしたいので、あまりソフトな焼き上がりだと後でますますソフトになってしまうので、この時点でサクッとした焼き上がりを目指しましょう。
こちら↑はココア味です。クッキーが焼きあがったらケーキクーラーでしっかり冷ますのもサクッとしたクッキーを作る秘訣ですよ。
今回はクリスマスクッキーなので白いアイシングが映えるようにココアを多めでダークな色合いになるように作ってみました。
ちなみにこの生地↑は冷凍庫で10分くら冷やしたもので型を取りましたが、ココア生地はあまり打ち粉をすると焼き上がりが白い粉っぽくなってしまうので、しっかり冷やして打ち粉を使わなくても型抜きが出来るほど冷やしておくとやり易かったです。
それから型もサイズが、大小あると空いたスペースを無駄なく使えて効率よく進めれます。
余り生地を上手に活用
余り生地ですが最後の方になってくると生地がだんだん小さくなって作業がしにくくなるので、ある程度型抜きクッキーを作ったら見切りを付けてしまいます。今回はせっかく2色あるので、マーブルクッキーを作ります。
ココア生地の方が多めだったので、多い方をベースにして所々プレーン生地をちぎって挟み込みます。内側だけでなく外側にも付けて下さい。
そうしたらその生地を太めの棒のような感じにしてから、ツイストさせます。上の方や下の方もツイストさせますがぐるぐる回す必要はありません。回し過ぎると生地が混ざってマーブルが分かりにくいので、回す位置を変えながら半回転~1回転程度で良いです。
それをお好みの太さにしたら、袋に入れるかラップで包んで冷やします。生地が冷えたら包丁でスライスして焼いてくださいね。
クリスマスクッキー手作りサクサクレシピ!ココアとプレーン味絶品
で紹介した生地でこの量↑焼けました。クッキーの厚さや型の大きさによっても個数は変わってきますが、量が多ければあらかじめ生地を分けて保存しておくと便利です。
アイシングする前もサクサクの状態をキープするため保管の仕方に気を付けて下さい。インスタ映えするアイシングの方法もまとめたのでぜひトライしてみて下さいね。
それではまた次回。