こんにちは、愛花です。
今回は猫の目やにが出る時の病気や目薬についてです。
猫の目やにが出て目が開かなくなっていたりいたりすると見ているこちらも可愛そうになってしまいますよね。子猫だったりすると、放っておくと失明してしまう事もあります。
目やにが出ている時に考えられる病気と、ほとんどの猫が嫌がってしまう目薬のさし方コツもまとめてみましたので参考にして下さい。
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猫の目やにが出る場合考えられる病気は?
目やにが出た場合考えられる病気をあげてみました。涙目になってしまう場合や、やたらとかゆそうにしていたり瞬きの回数が多いなど、いつもと違う様子を見せた時には
ウイルスや細菌に感染している場合もあるので、早目に動物病院での受診をおススメします。
・結膜炎
一番多いのが結膜炎と考えられますが、ウイルス感染によるものやクラミジアが原因による場合もあります。猫が風邪をひいた時の症状として結膜炎を引き起こしたりする場合もあるので、その時は湿度を50%~60%に保ち、多頭飼いの時は他の猫と引き離し症状が治まるまで隔離しましょう。
また、ホコリなどが目に入ったりアレルギーでも目が赤くなり腫れたりして涙や目やにが出たりします。
風邪の場合は目だけでなく鼻水やくしゃみなども症状として現れることが多く、目の処置だけでなく風邪自体を治す方向で対策をとると良いですね。
・角膜炎
目の角膜に炎症を起こすことによって、目やにだけでなく目をかゆがったりします。異物が侵入して角膜を刺激したり、細菌やウイルスが角膜に感染すると炎症がでてきます。
猫同士のけんかで目を攻撃されて感染する例も多いですので、室内で飼うなどして感染している他の猫との接触を断つなどして予防しましょう。
・目の周りの毛が目に触れる
これは遺伝的な場合もあるのですが、目の上瞼や下瞼が内側になってしまう事により常に目の表面に周りの毛が触れてしまう事によって角膜炎や結膜炎を引き起こす原因になります。
猫の目薬さし方のコツ
動物病院でも目薬を処方してもらう場合もあると思いますが、猫って嫌がるんですよね、目薬。私の主人も嫌がりますから。笑
病院だと簡単にさしてもらえるんだけど、家でやろうとすると至難の業です。
でも良くなって欲しいので何とかササっと上手く目薬をさしてあげたい所ですよね。
目薬を差す時のコツをあげてみたので、猫ちゃんに合わせてやってみてください。
・目薬を見せないようにする
目薬を見せてその後に何が起こるかわかってくると、目薬を見た途端逃げるようになってしまうと後が厄介なので、なるべく手の中に隠し持って見つからないようにしておきましょう。恐怖心を掻き立てるようなそぶりは一切見せず、目薬をさしてあげる側もリラックスした状態でいるように心がけて下さい。
・背後から素早く
猫に近寄る時は撫でてあげる感じで普通に近づいて良いのですが、目薬はやはり猫に見つからないように背後から目の付近まで持っていくようにした方が良いです。
フタはあらかじめ取っておいて背後から持ってきて眼尻付近からさすようにして下さい。目薬を目に近づけすぎると、猫が動いた拍子に目を傷つけることもあるので頭を撫でながらその手で固定すると良いです。
・猫の顎を上に向けて固定
それでも賢い猫は目薬をさされることを察知して逃げようとするかもしれないので、その場合は強制的に固定させる方法をとりましょう。なるべく短い時間で終わるように手際よくしましょう。
猫に馬乗りのようにして足でボディを固定します。次に猫の顎を持ち上を向かせて固定します。もう片方の手で目薬を差します。指で少し眼尻を引っ張って瞼の隙間から点眼です。素早くやるので失敗しないように気を付けて下さい。
・寝ているスキを狙う
寝る事の多い猫ちゃんがグーグー寝ている間に飼い主が猫足で忍び寄り点眼。ちょっと逆の発想で笑えますが、この技は極度に嫌がる猫向けです。ただし失敗は許されませんので確実に一発で決めて下さい。
・洗濯ネットやタオルで覆う
嫌がるあまり逃げようとして、猫を固定している手を思いっきり引っかくかもしれません。そんな時は洗濯ネットやタオルで包んで頭だけ出しましょう。そうすれば飼い主さんが傷だらけになるのを防げます。
洗濯ネットは同じ要領で爪を切る時にも有効で、切りたい足だけ出して爪を切りましょう。ネットは背中から入れてチャック部分は足の方側に来ます。
・連係プレー
家族の方がいるならぜひ手を貸してもらいましょう。一人は固定役でもう一人は点眼役となります。あらかじめ手順を打合せしておいて手早く済ませましょう。
・褒める
撫でながら褒めるクセを付けると接近しやすくなって警戒心を抑えやすくなります。「エライね~」なんて言ってあげながら撫でることを習慣にしておくと猫も気を許してくれたりします。目薬を差し終わったら、「良い子だったね~」ととびきり褒めてあげて下さいね。ご褒美をあげるのも効果的です。
・軟膏
目薬をどうしても上手く差せない場合は、軟膏タイプに変えてみるのもいいかもしれません。チューブから直接が難しければ、清潔にした指で塗ってあげてもいいです。
やり方のポイントは、下瞼を下げた状態で下瞼と眼球の間へ引っかけるような感じで薬を塗って、目を閉じた状態で上から優しく2~3回マッサージするようにすると薬が広がります。
猫の目薬は市販や人間用でも大丈夫?
猫の目薬は市販の物も売られていますが、使う事はあまりお勧めしません。
理由としては、猫の目の状態によって処方する目薬が違い、自分の判断で選んだ目薬でかえって症状を悪化させてしまう事にもなりかねないからです。
慢性的に目がショボショボしていたりして、使い慣れた目薬なら大丈夫かもしれませんが、目薬を使ったことが無い場合はきちんと動物病院に診せてから処方してもらった方が安心です。
どうしてもすぐに病院に行けれない場合は、ガーゼやコットンなど柔らかくて薄手の布をぬるま湯に浸し硬く絞ったものでこまめに拭いてあげるようにして下さい。
ケンカ等でケガをしている場合は化膿が進んでしまったり、ヘルペスウイルスなどのウイルス性の病気だと子猫や老猫なら失明してしまう事もあるので、症状が重いようなら一刻も早く診察されることをおススメします。
もしくは、電話で診察に行く日まで応急処置として出来ることを聞いてみれば悪化を防げるし、かかりつけの病院なら症状によっては診察無しでも目薬を処方してもらえることもあります。
まとめ
猫の目やにが出た時の病気は結膜炎や角膜炎の可能性があり、中には深刻なウイルス感染が原因という場合もあるので、早目の受診をする。
目薬の差し方のコツは、お互いにリラックスした状態でなるべく手短に確実にできるように工夫しましょう。また目薬がちゃんと差せたら褒めてあげるといいですよ。
市販の動物用目薬や人間用の物もあるが、自己判断で目薬を選ぶとかえって症状を悪化させる可能性もあるのでおススメはしません。
病院に行けるまで目やにをふき取り早目の受診が確実です。
目やにでも放っておくと特に子猫や老猫は失明する可能性があるとなると、病院代が高くても連れて行ってあげないと大変ですね。
目薬も回数や容量を守って与えないと効果がありませんので、嫌がる猫ちゃんだと大変だとは思いますが「猫ちゃんの為」と思って頑張ってください。
それではまた次回。