こんにちは。愛花です。
今回は和布を使ってシンプルなファスナーポーチを作りました。
ファスナーの付け方と縫い目が見えない裏地付きの作り方を紹介します。簡単で手縫いでもできるので小学生の手芸にもオススメします。
今回のは前から使いたいと思っていた和布なんですけど、色やデザインが気に入っているハギレがあっても、何も作らないと閉まったままになってしまうので、小物入れとしてリメイク!
携帯と財布、ハンカチくらいが入ればいいかなと思ってサイズは16cm×20cmにしてみました。
コンビニに行く時や、大きいバッグの中の小物入れとして活躍しそうです。
下記クリックでお好きな所へどうぞ
裏地付きファスナーポーチ作り方
今回使ったのは、写真の和布です。
以前似たデザインの布でダイソーの口金でがま口財布を作ったんですけど、お揃いに見えそうです。↓がま口財布の作り方も良かったらどうぞ。
ファスナーの長さや、柄の大きさによっても作りたいサイズは変わってくると思いますが、今回のサイズは
裏地も同じサイズでいいです。
私は少ししっかりめに作りたかったので、表生地と裏生地にそれぞれ違う接着芯を使いました。
普通は表布に接着芯をあてるくらいだと思いますが、私は裏生地にしっかりした方の接着芯を貼り(写真の上の布)、表生地にはソフトな接着芯を使いました。(写真の下の布)
理由は、作品が出来上がった後にしばらくして接着芯が取れてくるとまるでバブルが入ったようになるからで、それは私が住むマレーシアの気候がそうさせるのか、接着芯の質の問題か、付け方が理由かわかりませんが、マレーシアでは不思議な事が起こるんです。(笑)
ファスナーの付け方
表生地の上にファスナーを置いて縫っていきます。
この時の注意点は、ファスナーの向きです。
ファスナーは裏側を上にして置いて下さい。これを間違えると「あれれ?」という事になってしまいます。
ファスナーの布端から表生地の布が5mm~1cmはみ出る程度でまち針をして固定して下さい。
ミシンの方はこのまま縫ってもいいですが、手縫いなので縫う手間を最小限にしたいと思います。
ファスナーの布部分の外から2mmくらいの所をしつけ糸でざっくり縫います。このしつけ糸が後からガイドラインの役割を果たすので、裏側にしつけ糸のガイドラインがしっかり出るように縫うといいです。
しつけ糸が表生地に付いたら、裏生地を下にして(接着芯が付いた方が見えるように)乗せてください。柄が中表になる様に注意してまち針で留めて下さい。
今度はしつけ糸より下側を縫っていきます。
表地側はこんな感じ↑です。
反対側の裏生地の方から見るとこんな↓感じです。
広げて見るとこうなる↓はずです。
ここまで大丈夫ですか?ファスナーの向き合ってますね?
次いきますよ。
今度は、ファスナーの塗っていない方をつまんで持ち上げてみてください。
布がだらーんと垂れますよね。
裏生地を自分に向けた状態(手前)にすると表生地が後ろ側(奥)にいきますが、その表生地を中表になる様に折り曲げてください。
前と同様に5mm~1cmくらいファスナーの布からはみ出るようにしてまち針で固定します。
ファスナーの布部分の外から2mmくらいの所をしつけ糸でざっくり縫います。このしつけ糸が後からガイドラインの役割を果たすので、裏側にしつけ糸のガイドラインがしっかり出るように縫うといいです。
ひっくり返して、裏生地も同様に中表になる様に折ってガイドラインの下側を縫って下さい。
下の写真のようにそれぞれの布が輪の状態になります。
中のファスナーを開けると輪の状態になります。
持ち手のつまみ部分
持ち手を後から付けたい場合のためにつまみ部分を作っておきます。
表生地と同じ柄で、中表にして端を縫います。
塗ったら裏返しにして下さい。幅が細すぎたり長すぎるとやりにくいので気を付けて下さい。
半分に折って表生地に縫い付けてしまいます。
縫い付ける位置は、ファスナーから2cmくらい下に付くようにつまみ輪の部分を内側に入れ込んで縫います。
返し口
返し口とは布を中表にする時に必要で、その返し口からひっくり返すので、今回のようにしっかりめの接着芯が付いている場合や生地が厚い場合は少し広めに返し口を取る方がやりやすいです。
返し口を除いてサイドの部分を縫っていきます。
返し口は裏生地でやった方が縫い目が外に出なくてキレイなので、上の写真右上の5~6cmは縫ってありません
縫うラインをあらかじめ定規で印を付けておくとゆがんだりガタガタラインになったりしません。
返し口からひっくり返したところです。
左手前の裏生地の返し口をふさいだら完成です。
接着芯のおかげで、布に張りが出て強度も増したのでたくさん入れても安心です。
中も縫い目がなくてスッキリ、細かい物が入っても見やすく、キレイにしたい時は裏生地だけ引っ張ってパンパンと叩けばOKです。
ちなみに後ろのデザインはこんな↓感じです。
前と後ろでデザインの違いが楽しめるのもいいですね。
簡単に縫う秘訣
接着芯もしっかりしたものになると、なかなか縫うのが大変ですので、針や糸を変えると随分縫いやすさが違います。
目で見ると「それだけ?」という違いなんですが、やってみると全然違うんです。針も糸も写真の右側は太い方で左は細い方です。
糸はミシン用の絹糸で針のサイズは忘れてしまったんですが、絹糸が丁度入るくらいなので、木綿針でもかなり細い方です。
この違いで作業にかかる時間も力も半分になったと思います。道具選びの大切さを実感しました。
まとめ
・ファスナーを付ける時は最初のファスナーの向きに注意!
・接着芯を付けると張りが出て強度が増す。
・返し口は裏生地の方で取る。
・道具の違いで時間も使う力も半減。
ファスナーの付け方を覚えてしまえば、大きさもいろいろ、マチを作れば安定感も出たりとアレンジ自在で、好きな布を揃えれば簡単にできます。
作り方がシンプルなので、是非試してみて下さいね。
それではまた次回。