こんにちは。愛花です。
今回は大人高級浴衣の選び方です。
若い頃に買った浴衣はあるけれど、柄も色も幼くて着れない…。今から浴衣を買うなら、長く着れる上質な大人の浴衣を選びたい。
大人の女性には、若い子には出せないワンランク上の高級浴衣を着こなして欲しいものです。有松絞りや紅梅、絽などステキな物ばかりで目移りしてしまいますよね。
浴衣は本来カジュアルなものですが、昼間でもお出かけできる装いへランクアップさせる方法もあります。日常の忙しさを忘れて優雅な大人浴衣美人でお出かけはいかがでしょうか?
下記クリックでお好きな所へどうぞ
高級浴衣種類
有松絞り
有松絞りは名古屋市鳴海有松で江戸時代から400年受け継がれてきた伝統工芸で作られたものです。その豪華さは見事です。
有松絞りの良い所は見た目の豪華さの割に手入れが簡単で家でも洗濯できます。アイロンもかける必要がなくネットに入れて手洗いコースで洗った後陰干しするだけです。クリーニングに出すとかえってキケンな場合もあり、せっかくのシボがペタンコになってしまうこともあるので出されるなら専門店をオススメします。
肌触りがよく、生地が薄いので涼しいし、シボが肌を美しく見せる効果があるので、豪華でラクなお手入れがいい方にオススメです。
お得に有松絞りを買う方法
ネットで買うのもいいですが、出来れば手にとって見たいもの。そこで、有松絞り祭りに行ってみましょう!
6月の最初の土日で有松絞り祭りをやるのですが、中には半額というお得に買い物できるチャンスもあるのです。職人さんの技術も目の前で見れるので、有松絞りを買われる方にとっては思い入れの深い一着となりますね。
有松絞り祭り詳細はコチラ
実は有松で雪花絞りの浴衣作りを体験できるんです!自分で自分の浴衣生地を作るなんて贅沢な体験だと思いませんか?雪花絞りの体験と観光、ランチもついて仕立て込みで4万円はかなりお得。期間限定少人数なので早目に問い合わせして下さい。
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紅梅
紅梅は格子状に太い糸を織り込んだ生地で、型染めによる染物です。
綿紅梅…格子状に入る太い糸の間の細糸も綿を使用した物
絹紅梅…格子状に入る太い糸の間の細糸が絹を使用した物
長襦袢と衿芯を付ければ街着として使うことが出来ます。名古屋帯などでカジュアルですが着物の様な雰囲気が出て素敵に着れると思います。
綿紅梅は自宅で洗濯可能ですが絹紅梅は出来ませんので、お手入れを考えると浴衣としてもお出かけ着としても使える綿紅梅は夏に活躍しそうですね。
絽
見た目の涼しさの代表格とも言える綿絽は、木綿の生地に絽織りしてある透け感のあるものです。浴衣スリップか、お出かけ用として着るなら長襦袢を着ないと透けて見えてしまいます。
こちらも街着として使えるので、使える幅が広がっていいですね。自宅洗濯も可能です。
金額と選び方ポイント
気になる金額
金額もピンからキリまでありますが、高級浴衣と言われる物は3万円くらいからと思っておいた方がよさそうです。
反物で購入しても浴衣仕立てで1万~1万5000円はかかるのと、お出かけ着としても使うなら帯と帯揚げ、帯締めと長襦袢や足袋、草履も必要になってくるので、予算はいくら位か、どこまでこだわるかや着る時の用途を決めてから選ぶと探しやすいと思います。
安く購入するには、ネット買いやオークションでお買い得を見つけたりするのも楽しいですが、シーズン終わりに呉服屋でやるセールを待つのもいいですね。
選び方ポイント
色と柄選び
若い頃は身体も細くて問題なかったけど、ちょっと身体のラインが崩れたみたい…という方は、色選びに気をつけましょう。ふくよかな方が膨張色を選んだり横に線が入っている様な物を選ぶとふくよかさが強調されますので、鏡で確認して自分に似合う色や柄を選んで下さい。
又は浴衣の色が明るい場合は帯を浴衣の色より濃い目の色を選ぶとウエストが引き締まって見えますね。
柄の位置で体型カバー
胸元がピシッとしていないとはだけて老けた印象になるので、下着で補正すると共に左側の肩下~胸元にかけて大きめの柄があるようなデザインなら体型をカバーしてくれます。
お尻も同様に、大きさが強調されないように柄がお尻横辺りについていると目が柄に行きやすくなっていいです。仕立てられる場合は、仕立て前に柄の位置を注文しておくと安心です。
ランクアップさせるには
浴衣はルームウェアと同等格なので、夜に夏祭りや花火大会に行ったり野外でくつろいだりするにはいいのですが、本来はお出かけ着としてはふさわしくないのです。
でも最近は浴衣でも外出着のようにオシャレして着るという流れがあるので、百貨店でお買い物や高級レストランにランチに行ったりする場合は、普段の着こなしから更にワンランクアップした大人浴衣の着こなしをしましょう。
キチンとした印象のワンランクアップ着こなし術
・素材にこだわる
ほとんどの浴衣は綿で作られていますが、お出かけ着としての浴衣でしたら綿に麻や絹が入ったものの方が高級感が出てランクアップします。
・長襦袢を着る
長襦袢を着ることによって、素肌に直接着るより襟のラインも整いフォーマル感が出ます。半襟で高級浴衣の襟が汚れることを防ぎ洗濯の回数が減らせます。
・名古屋帯にしてみる
浴衣用の帯もいいですが、名古屋帯を合わせて大人の雰囲気を出すのも素敵です。正装としては格が下がるので着けられませんが、カジュアルとして着物を楽しんだり浴衣上級者を装う時にあると便利な帯です。
・足袋と草履の着用
浴衣は素足でいいのですが、お出かけやお宅を訪問する時は足袋を履きましょう。足袋を履いた時は、下駄ではなく草履です。着物と同じですね。
帯締めと帯揚げ
浴衣用帯や半幅帯→帯締めは好みで着用、帯揚げは必要ありません。
名古屋帯→帯締め、帯揚げ共に着用。帯留めでキメれば更にオシャレ。
まとめ
・お出かけもできる大人浴衣としては
有松絞り
綿紅梅
綿絽
がオススメで、家でも洗濯ができ気軽に着れて長襦袢などを着用すれば上品なお出かけ着としても使えます。
・金額はピンキリですが、生地にこだわりをみせるなら3万円~と思っておいた方がいいです。
・選び方ポイントはお好みですが、ボディラインを気にされる方は柄や色選びに注意しましょう。
・浴衣をお出かけ着にする場合は、長襦袢、半襟、足袋、草履、帯によっては帯締めと帯揚げというように、着物と同じ着方をするとフォーマル感が出て昼間でもレストランでランチや歌舞伎の観劇等にも行けれます。
着物と違って浴衣はカジュアルな装いなので、和装と思うと肩に力が入ってしまいがちになりますが、家でも洗濯できますしもう少し気楽に考えてこの夏のお出かけ着のひとつとして活用されてみてはいかがでしょうか?
それではまた次回。