こんにちは。愛花です。
今日は我が家のホームスクーリングの様子をお伝えします。
マレーシア学校事情
日本は義務教育で学校に行かなければいけませんが、マレーシアも子供達は学校に通っています。
マレー人→マレー系の学校
中国人→中華系の学校
インド人→インド系の学校
という具合に分かれており、学校によって違うと思いますが英語のクラスはもちろん算数のクラスも英語で行われており、他の科目はそれぞれの言語で行われるそうです。
しかも最新情報によると、ジョホールバル地区は全ての科目を英語で教えているという事です。隣にシンガポールがあるので、英語を話せないのは不利になるからでしょうね。
未来のための英語教育を求めて
英語の必要性をここまで感じて、方針を変えれるのはスゴい事だと思いますが日本は変化に対して即対応しにくい場合があり、教育システムもそのひとつだと思います。
最近芸能人でも海外に移住したり、日本の海外移住先人気ナンバーワンのマレーシアにもインターナショナル校への母子留学が多いですよね。
親の希望が実際に日本の教育に反映されるされるかどうかわからないし、変わるなんて保証もどこにもないので、「自分の子だけは!」という思いで踏み切るのが現状のような気がします。
日本語→英語へスイッチした時
さて、我が家の息子達は15歳、12歳、8歳です。
1番大変だったなと思った時期は、日本からマレーシアに引っ越して2年くらいたった頃だったでしょうか。マレーシアに越してきた時、9歳、6歳、もうすぐ2歳という状態で上の子は小学校3年生でしたから、会話は日本語、漢字を習っている程度。
真ん中の子は年長でしたから、会話は日本語だけど語彙が少ない、ひらがなが読める。下の子は、家族を呼ぶ「ママ、ダディ、にいに、たーた」程度。
それが英語環境に変わるわけなので、当然起こりうる現象としては、日本語低下 ↓& 英語力アップ ↑ですね。この際メイン言語を英語にスイッチするつもりでいたので私も覚悟していたつもりでしたが、
子供達がだんだん日本語を話さなくなり、忘れていく、
しかも英語がまだネイティブレベルにいっていない期間というのは
こたえました。それが引っ越して2年目くらいでした。
ですが主人はアメリカ人。周りの環境も英語と接する機会が増えますので英語は上達していきましたよ。もちろん。
我が家のホームスクーリング進め方
今では本屋さんで売っている、アメリカでもホームスクーリングしている人たちが使う様なテキストを使って進めています。決まった教科書がないので、「これは見やすくて使えそうだな。」っていうものを取り入れています。自由にテキストを選べるのはホームスクーリングの良い点でもあると思っています。
わからないことがある時は、
・参考書で調べる
・親に聞く
・インターネットで調べる
などして対処していますけど、最近すごく思うのは説明がうまくできない場合はYouTubeで探せば塾の講師みたいな方が丁寧に解説してくれていたりするのでそれ見た方が速いってなります。
最近タブレットを使って調べる事も多く、「OK, Google」と一言いって、聞きたい質問を言えば関連記事を画面にこれでもかってくらい表示してくれるので「これからってこうやって学んでいくんだな~」なんてこっちが感心しちゃう時多いです。
質問の仕方も上手になってきて、これからは必要とする情報をどうやったら早く検索できるかっていう事も学生の時点で学ばないといけない事じゃないの!?という気がします。
図書館に行って本で調べないとわからない時代に育った私から見ると、このスタイルで学んでいけれるなら昔より知りたい情報がうんと早く手に入るということなので、そのペースで学んでいったら将来何ができるようになるんだ?この子達は!と、もはや子供達が宇宙人に近い存在のような感覚になってしまいます。
困っている事
そんなに簡単にわからない事が調べられるっていうのに「ヤル気がない」っていうのは、やっかい以外何者でもないですね。
ホームスクーリングしていると、比べる存在も無いもんだから自慢気になる事もないけど、焦ることも無い。家族だけなので、つい甘えが出てしまいがち。好きではない教科を脳がはねつけやすい環境が整っているので「自分でやっていく意志」が出来ていないとダラけてしまう。モチベーションを上げること、それはホームスクーリングだけでなく学校に通っていても同じでしょう。
あとは、どのくらいのレベルなのかがわかりにくいということでしょうか。学校でテストを受けたり成績表を見れば、今どの位に居るという位置感覚が掴めますが、それが全くないとできてるのか、できてないのか、何ができていないのか、どの位できているのかなどが掴みにくいです。
良かった事
上の子が下の子を教える事によって「教え方」が身につく。それが元で口げんかになる事もありますが、他の人に教えるというのは、わかっていないとできない事だし相手が理解しやすいように説明する能力がつく。
後は、学習以外でも社会に出る前に身につけておかないといけないスキルがあると思っているんですけど、家事もそのひとつ。いつも家に居るので家事を教えながら手伝ってもらえるのは私も助かるし、子供のためにもなると思っています。
子供達が自分の好きな事をする時間や、考える時間が確保できる。塾にも通わせていないので、時間がたっぷりあって、好きな事に取り組めるし、作品のアイデアを考えたり時間に追われてストレスを感じることが少ないです。
なので、長男は時間があれば独学でピアノを弾いていますし、次男は本を読むのが好きです。「やらされてる感」が無いので、自分で進んでやっていってくれます。
まとめ
ホームスクーリングのメリットもあれば、デメリットもありそれは学校に行く事も同じだと思います。私としては、本人がその気にさえなればインターネットを使って資格でも学位でも取れる時代が来たので、自分の未来に必要なものを自分で選んでやっていってくれればいいかなと、やっと思えるようになりました。
自分に出来ることは、「人生は楽しい」事を私がやってみせること。
それではまた次回。