こんにちは。愛花です。
今回はインターナショナルスクールについて思う事を書いてみようと思います。インターナショナルスクールってどんなイメージですか?
カッコイイ、英語がペラペラ、芸能人の子供が居そう、お金がかかる……
実際のところは我が家の子に通わせたわけでもなく、まぁ通わせたところで全てのインターナショナルスクールの実状がわかるわけもないと思っておりますが、
「Expat」という雑誌(2017年1月号)が2016年世界のインターナショナル教育特集を組んでいたので気になった事を書いてみようと思います。
下記クリックでお好きな所へどうぞ
世界で国際教育に1番お金をかけてる国
これねー、私絶対日本はランキングに入ってると思ったんですよ。でもですね、98国にわたる707校のうち、日本は10位以内にも入っていなかったんですよ! ビックリ!!1位から10位をあげてみましょう。
1位 中国
2位 スイス
3位 ベルギー
4位 イギリス
5位 香港
6位 アメリカ
7位 シンガポール
8位 マレーシア
9位 オーストリア
10位 オーストラリア
( Expat magazine Malaysia 2017年1月号より)
ふ~む、なるほど。
中国は予想してましたね。中国人の英語教育熱ってすごいんです。中国人は「英語を話せないと生き残っていけない」くらいの危機感があるので必死ですよ。
マレーシアも8位に位置していますね。インターナショナルスクール多いですからね~。我が家も初めてマレーシアに引っ越してきた時、インターナショナルスクールに話を聞きに行った事があるんです。
マレーシアのインターナショナルスクール
インターナショナルスクールと一口に言っても、本当にピンキリです。
人気校だと順番待ち状態の所もありました。我が家は「外国人」で優先的に入れてもらえる条件でしたがそれでも順番待ちだったんです。
マレーシアでも裕福層の子供達はインターナショナルスクールを希望する為その順番待ちも誰かがやめない限り入れないと言われました。その学校の学費たるや、日本のインターナショナルスクールと同じくらいじゃないの!?ってくらい高くて驚きましたけどね。
日本にあるようなインターナショナルスクールにマレーシアで入れようとする場合「さほど安いわけじゃないな」という印象を受けました。規模もまちまちで、施設やネイティブの先生かどうかでも大きく学費は変わりますし、入学前の条件でもある「英語のレベル」も子供だけでなく親もチェックされるっていう点も日本人にとってはよく確認して準備したいところです。
そりゃそうですよね。学校としても連絡やり取りできないと困りますからね。笑
外国人が地元の学校!?
我が家は3兄弟で上の2人を学校に通わせようと思ってましたが(当時三男は2歳でしたので)、内容が納得出来て2人共同じ学校で、金額が払える範囲、通える距離内という条件を満たすインターナショナルスクールが見つかりませんでした。
この際、地元の学校に入れて「3カ国語習得」という方向に持っていこうと思ったのですが、主人が教育委員会の方や先生に話を聞いた所、全くオススメされませんでした。
理由は、日本と違ってクラスの中に「落ちこぼれ」がいようが無視して授業が進められるし、授業の前後でもそういった生徒に特別にサポートしてくれる体制は整っていない、いわゆる「ほったらかし」にされるから、学校に入る時点で英語とマレー語や中国語なりの言語を理解出来ていないと厳しいという事でした。
お安め小規模インターコース
そこで私達が見つけたのは、規模が小さめの中国系の先生が多いスクールでした。英語のテキストを使いながら自分のペースで進めていっていいというやり方で、先生も英語を話してくれます。我が家の場合は英語の発音は家でアメリカ英語が聞けるので、あまりこだわる必要が無かったのはラッキーでしたけどね。
でも規模が小さい所はグレーな感じと言いますか、教員免許なしの方でも先生やってたり、運動場が確保されていないので室内で身体を動かすか屋上で体育っていう感じで、スクールというより習い事!?みたいな印象を受けました。
しかもそこの先生から、「あなた、英語話せるんだからここで仕事できるわよ。」とか言われまして……そんなに誰でも先生やれるの!?って不安になりましたね。
ですので、そういう事を気にされる場合はあらかじめ確認する事が大事ですね。もしかして、「学費安いからじゃないの!?」と思いました?それもあるかもしれませんね。
でもですよ、じゃあ高いインターナショナルスクールならいいかって言うとすんなり「大丈夫です」と言うのは考えものです。
お高めインターコース
主人は仕事の都合で、たくさんの先生方と話す機会に恵まれナマの情報が入るのですが、もちろん先生だって人間。
教育に情熱のある先生も居れば、海外生活しながら合間に授業みたいな仕事をする先生だっているんです。こっちが高い学費を払っても。
「行きたい国を渡りながら先生やって生活する」のが悪いわけじゃないです。
でもわざわざ海外にまで来てインターナショナルスクール入れてても、その子の将来を真剣に考えて指導できる先生に巡り会えるとは限らない、先生と親の気持ちとの間に温度差があるという事を覚えておいて下さい。
ちゃんとした先生も勿論居ますよ。勘違いしないで下さいね。念のため。
でも学校側は先生確保に苦労しているんです。
いい先生は世界で需要があるので、良い条件で雇わないとすぐ他へ行ってしまうし、外国から先生を雇う場合は、その先生もそこで骨を埋める気が元々無い場合が多いので務める年数が短く入れ替わりが激しいです。
学校に通う側には直接関係ない事とは言え、そういう事情が背景にあるという事も知っておく事で「インターナショナルスクール」にどこまで何を期待するか考えておいた方がいいのでは……と思います。
そういうわけで、マレーシアに留学する際の参考になれば嬉しいです。
どこへ行くにしても充実した留学が送れるといいですね。
それではまた次回。