こんにちは。愛花です。
今回は自由研究の書き方パターン中学生編です。
「実験はしたけれど、それをどう書けばいいのかな?」
「観察はしたけど、どうやってまとめればいい?」
自由研究のたびに頭を悩ませていませんか?
レポートは書き方のパターンがあるので、いったんこの決まった形を覚えてしまえば自由研究や理科のレポートがスムーズに進みます。これに基づいて書くと簡単な実験でも出来栄えが良くなるので、これを機に覚えてしまいましょう。
わかりやすく、うまくまとめるにはどうしたらいいか書き方の手順をまとめたので、これを参考に早く宿題を終わらせてしまいましょう!
下記クリックでお好きな所へどうぞ
自由研究の書き方パターン
テーマを書いたら次の手順で書いていきます。
1.目的や動機
そのテーマを研究の題材として選んだ理由やきっかけは何ですか?
興味を持ったポイントは何でしょう?きっかけとなったエピソードでもいいですね。
「〇〇が知りたくて(確かめたくて)この実験(観察)をしてみた」という内容になっていればOKです。
2.実験内容や観察の状況や材料
実験内容を書きましょう。
実験で使う材料や道具、観察なら期間や場所、時間や温度なども書きます。
自分はわかっていても他の人はその状況を知らないので、レポートを読む人がどんな状況だったのか頭の中でイメージできるようにしましょう。
3.自分の予想
ここ大事です。実験などを行う前に、「たぶん、こうなるだろうなぁ」という自分なりの予想を立てて下さい。間違っていても構いません。
そして必ずメモするのを忘れてはいけません。これをしないで実験入ってしまうと、やる前の気持ちや考えに戻れなくなって書く時に忘れてしまったり最初の予想と違う事を書いてしまいます。
4.実験の手順と経過
どのように実験や観察を行ったのか具体的に書きましょう。
イラストや写真があると、より見る人にとってわかりやすいレポートとなります。
時間の経過があるものや、数字の変化があるものなどはグラフや表にすると流れが伝わりやすく見やすいです。
5.実験結果
ここでは自分の気持ちや考えを入れないで、客観的に実験して起こった事実を書くだけにして下さい。
具体的な数字で出たデータや、実験の最後の様子・状態です。「やってみたらこうなりました」という部分です。
6.結論
結果を元にして何がわかったか?どんなことが言えるか?
実験結果から出た結論から一つだけ条件を変えてやった場合の結果から言えることも付け加えると、より立証性が高くなり説得力のある作品になります。
7.考察
自分が立てた予想と比べてどうだったか?あっていたのか、違っていたのか?もし違っていたとしたら、どんな原因が考えられるか?
もしくは「今回の実験からだけだと、ここまでは断定できるが~の部分は確実とは言えない」として、ではその不確実な部分はどんな実験をしたらわかるのかを付け加えると良いです。
ペーパークロマトグラフィーで具体例
【ペーパークロマトグラフィー】名前・学年・組・日時
~色の出方不思議実験~などのサブタイトルをつけてもいいですね。
目的:ペンで書いたメモの上にコップから水滴がたれて、いろんな色がにじみ出ていたので、どうしてペンの色以外の色が出てくるのか知りたくて実験してみる事にしました。
実験材料と手順はコチラの記事を参照して下さい。
自分の予想:使用したペンの色でにじんでいき、書いた線(点)から遠くにいけばいく程、その色が水で薄めたように色も薄くなってグラデーションに見えると思います。
実験結果:観察して見たままを記入し写真やイラストを添えます。
行った実験に対して追加して実験した場合も結果を書きましょう。
違う色のペンで調べるとどうなるか?
同じ色のメーカーが違うペンだとどうなるか?
またお水以外の液体で試してみた時は?
消毒用エタノール…こういう結果になりました。
塩水…こういう結果になりました。
結論:紙が水分を含んで色がグラデーション状になっていくわけでなく、違う色の層のようになりました。これはペンのインクを構成している色素が分解したと言えます。違う色のペンによってそれぞれ層の色も異なり、同じ色のペンでもメーカーが違うと紙に出てくる色合いも違いました。
また水を使っての実験結果と水以外の液体で試した場合の結果も異なるため、ペンだけでなく液体も色の出方に影響していると考えられます。
考察:実験してみた結果が自分の予想とは違い、1本の色のペンからその色以外の色が見られた事から、色を構成している色素が分かれたと考えられます。
そして同じ色でもメーカーよって発色が違うということは、色を構成する配合が各メーカーによって違う事を表していると思います。
しかし、同じメーカーの同じ色のペンでも液体を変えると発色の仕方が変わるということは、色の出方はペンの色素だけに関係があるわけではなく液体にも関係があると言えます。
紙を変えての実験はしていないのですが、今回はコーヒーフィルターを使いましたが、和紙やコピー用の紙など違う種類の紙を使ったらどうなるのかを調べれば紙も色の出方に影響があるかわかると思います。色画用紙で実験して、色画用紙の色とペンの分かれた色との反応も試してみるとおもしろいと感じました。
追加で余裕があれば、ペーパークロマトグラフィーの紙の吸着性や水への親水性を調べて書けば、さらに奥が深い知識が得られ作品の出来も上がります。
まとめ
自由研究の書き方にはパターンがある!そのステップ通りに自分の内容を当てはめていけば、出来上がりがわかりやすくまとまります。
目的や動機
実験内容や観察の状況や材料
自分の予想
手順と経過
実験結果
結論
考察
ポイントは、ステップ通りに書く時に
実験や観察部分は客観的にする事と自分の予想や考察などでは自分の意見をしっかり出すようにして分ける事によりメリハリのある自由研究
が出来上がりますよ。どこからどこまでが事実で、どこの部分が自分の意見や考えなのかわかるようにして下さい。
素敵な自由研究が仕上がるように頑張ってくださいね。
それではまた次回。