こんにちは。愛花です。
今回は読書感想文の書き方中学生編です。
夏休みの宿題でも、作文や感想文ってなかなかサッと終わらせることが出来ない大物ですよね。
中学生ともなると、読書感想文を書くための本を読むのだって時間がかかります。
その後原稿用紙5枚分の感想文書けって言われたって、気持ちがドーンと沈んでしまいますよね。(笑)
「そもそもどうやって読書感想文って書けばいいの?」
「思った事を書こうと、いざ原稿用紙を前にするとどう書き始めていいんだか…」
「気がついたらあらすじばっかり…」
今までこんな経験があった方は必見です。
下記クリックでお好きな所へどうぞ
読書感想文書き方の基本
文の構成としては、基本の「書き出し→中→終わり」となります。
それぞれで書くといいポイントをあげてみたので参考にしながら書いていきましょう。
書き出し
・本との出会い
なぜあなたは、たくさんある本の中からその本を選びましたか?表紙ですか?タイトルに惹かれたのですか?なぜそのタイトルに目が止まったんでしょうか?
自分の経験を思い出すようなヒントだったかもしれないし、仲の良い友達を連想させてくれたのかもしれません。そのストーリーに触れてもいいですよ。
・心に残った全体の印象、読み終わった直後の感想
本を読み終わった後、いろんな気持ちが渦巻いている自分に質問してみて下さい。「今、どんな気持ちですか?」嬉しいのか、感動しているのか、涙が出そうなのか、その気持ちを書き出して下さい。
それを文頭に持ってくる事によって、読み手の気持ちをグッとつかむ事ができます。
・そのままパターン
書き出しを素直な文で「〇〇という本を読みました。」として、その後に簡単なあらすじを書いて中部分へつないでいきましょう。
あらすじを書く所で気をつけたいのは、自分の感情をそこでは入れないことです。
そして長くなり過ぎないように注意しましょう。本の大まかなストーリーで読む人がどんなジャンルの本か、主人公は誰かなど少しイメージさせてあげる感じです。
中
自分が引き込まれた事
あなたが一番感情が高まった部分はどこだったでしょう?ポジティブな感情だけでなく、ネガティブな感情も書き出してください。
ネガティブな感情の奥には自分の本心が読み取れるものです。どうしてそういう気持ちになったのか素直に書いてみましょう。
主人公と自分を比較する
主人公みたいな人が近くにいたら、あなたは何を言ってあげる?
もし自分が主人公だったら、どんな行動を取る?
主人公と自分の似ている部分はありますか?
そんな視点で読んでみるだけでも次々と言いたい事や思う事って出てくるものです。それがあなたの感情からくる部分なので、後で文章を書く貴重な材料となります。
大切な人に伝えたい部分
特定な誰かをイメージすることで文章がもっと感情的になりやすいので、仲の良い友達に「これ教えたーい!」と思う部分があるなら、感情に乗せて書いてみましょう。
書く材料を集める段階では細かい表現は気にしなくてもいいので、「どこの部分をなぜ共有したいと思ったのか」をわかるようにしておけばといいです。
終わり
その経験によって得たもの
本を読む前と読んだ後で、自分の考えが変わった事などありますか?今までの自分では考える事ができなかった「新たな視点」が生まれませんでしたか?
本を読む事で主人公の人生を味わったはずです。自分とは違う主人公の視点に立ってみたことで、自分と違うもの捉え方や考え方ができるようになりました。
この自分以外の考え方を積み重ねる事によって視野の広い捉え方や、相手を思いやる事ができるようになってくるのではないでしょうか?
自分の生活に活かせること
本から何を学びましたか?そこから自分の生活の中で活かせるような事がありますか?
新たな視点を手に入れたら、その視点で自分の周りをよく見てください。今まではこういう風にしか思えなかったけど、違う視点から見たら違う捉え方ができるものです。
そして気持ちや考えが変われば、行動も変わるはずです。
作者が伝えたい内容が理解できたか、共感できるか?
作者の意が本を読みながら伝わってきたでしょうか?結局は、何を訴えたかったのか?という事を考えてみましょう。
その内容と自分の意見を比較してどう思うか?共感できる所や出来ない理由を書いてみることで、あなたらしい読書感想文が出来上がります。
優等生ぶってキレイな事ばかり書かなくてもいいんです。正直な気持ちをあなたの目線で書くことによって、
読み手にあなたの考え方が伝わる=あなたの感想
となりますので、恥ずかしがらずに等身大の自分をぶつけてみてはいかがでしょう?
感想文を簡単にする本の読み方
あなたは本を読んでから感想文を書き始めようと思っていませんか?
普通に本を読むだけだったら特に問題無いのですが、読書感想文を書く時は本の読み方を変えましょう。
本を読む時点から、既に読書感想文を書くためのステップがスタートしていると考えて下さい。
本を読む時に、付箋を用意して思った事をメモしながら本に貼っていくと後で見直す時にわかりやすいです。
この作業をするかしないかで、見直しの時間に大きな差が生まれます。小学生低学年の時とは違い、中学生用の本を読み直すには時間がかかりすぎてしまうので感情が新鮮なうちに、何度も読み直す時間を短縮する為にも読んだ箇所に自分の気持ちが残るように足跡を残しましょう。
あらすじはどの程度?
気がつくとあらすじばかりに…というパターンの多い理由に、
「読み手に本の内容を伝えないと自分が何に感動しているのか伝えにくい」
と思ってしまって、ストーリーを細かく説明している間にあらすじだけで終わってしまったという場合がありますが、読む人は既にストーリーを知っていると思って書いていいです。
でもただ自分の感想ばかりつなげようとしても文章がおかしくなってしまうので、「主人公の〇〇が~する場面では…。」というように本の内容を書く場合は最小限にするようにしましょう。
あなたの感想文を読む人は、あなたの感動や気持ち・考えを知りたいのであって、本の内容を知りたいわけではありません。
まとめ
・読書感想文は「書き出し→中→終わり」の構成で書くこと。
・本を読む時は付箋に感想をメモしながら読んで、見直し時間の短縮を!
・あらすじは最小限にとどめる事。
感想文を書くとなるとサラッと読むわけにはいきませんが、新たな視点を増やすと思って読んでみると結構のめり込んだりできるものです。
夏休みや冬休みの宿題で書く場合、時間がギリギリということもあるので、効率よく書きたいですよね。でも自分らしい作品ができるように頑張ってください。
それではまた次回。