こんにちは。愛花です。
今回は読書感想文書き方の低学年へのアドバイス法です。
字を書くのもやっとの1年生や、長い文章を書けない2年生でも読書感想文が夏休みの宿題で出たりしますよね。
宿題は自分でやるもの…といっても読書感想文の宿題を1人でやるのは正直低学年には無理というもの。
そこで親も仕方なしに手伝う事になるわけですが、どこまでどのようにアドバイスしたらいいものなのでしょう?
お子さんが文を書くことを好きになってくれて、来年に繋げたいと思っている親も多いと思いますが、現実は手伝っているうちにイラーーーッとなって
「後は自分でやりなさい!」
となってしまうのが現実…ではないでしょうか?
わかります。その気持ち。
でもここで「本好き、文章を書くのが好きな子」になるか、「嫌いな子」になるかの分かれ道でこの先大きな差が出てくるので、いい方向に持っていきたいところですよね。
読書感想文を得意に繋げていくための上手なサポートの仕方や、本を選ぶ時に課題図書にすべきか、本人が選んだ本がいいかなどまとめました。
イライラ解決法も子供に普段勉強を教える時にも役立ちますよ。
下記クリックでお好きな所へどうぞ
読書感想文書き方~低学年へのアドバイス法~
まずは感想文を書く時の構成ですが、
・はじめ
・中
・終わり
という基本の形でいいです。
はじめ
はじめの部分では、内容として「大まかなあらすじ」と「印象に残った所」をメインに書いていきましょう。
あらすじを書く時のポイントは、「いつ・だれが・どこで・何を・どうした」という事が書ければ詳しく書く必要はありません。
本を読んでもいざその内容を簡単に説明しようとすると難しく思ってしまう子もいるので、親が興味を持って聞き様子や気持ちをいくつか質問する方が子供にとっては答えやすいです。
中
中部分が感想のメインになってきますが、ここでは「なぜそう思ったか?」「自分ならどうするか?」という内容にしていきます。
聞き出し方のポイントは「本の主人公の気持ちにどれだけ近づけてあげられるか?」にかかってくるので、本のストーリーに入り込めるような言葉をかけてあげると聞き出しやすいです。
そこで、「主人公は~したけど、何でだと思う?」「自分だったらどうする?」というお子さんの考えや意見を聞いてあげましょう。
「わからなーい」という答えが返ってきたら、登場人物を身近な家族や友達に置き換えるともっと感情が湧きやすくなって答えが出やすくなります。
もしくは同じような経験があったらその時の事を思い出させてあげるのも効果的ですし、自分の体験に結びつけて文章に入れ込んでもいいですね。
終わり
まとめ部分になるわけですが、ここではこの本を読んで考えた事を書いていきます。
「これからどうなってほしいか?」「子供からの主人公へのメッセージ」という形で聞き出してあげる方が、漠然と「どう思った?」と聞くより答えやすいです。
中部分で自分の経験も書いてあるならば、そこから気付いた事や感じた事を書いたり、主人公と比較した内容を盛り込めばさらに原稿用紙が埋まります。
夏休み宿題作文を小学生低学年が書く時のテーマと膨らませ方記事で聞き出しのテクニックも参考にして下さい。
課題図書にすべき!?絵本でも大丈夫?
読書感想文を書く上で重要になってくるのが、肝心な「本選び」です。
なんと言ってもただ読むだけでなく、その後感想を書かなければいけないので「本人が読みたい本」である事が大前提となってきます。
普段から本好きな子なら選ぶ範囲も広くていいですが、自分で選ばせると
「え?その本で書くの?」
って本を選んできちゃうパターンってよくありますよね。
そんな心配もあったりで課題図書にしといた方がいいんじゃない?と親的には思ってしまいますが、子供は課題図書の本には興味が無い事も多いです。
結論としては、学校で指定がある以外は課題図書じゃなくてもいいです。
低学年のうちは文を書くことの楽しさや本が好きになる事を優先した方が今後のためにもなるので、本人が読みたい本を選ばせてあげましょう。
本に苦手意識がある子はなおさらで、興味の無い本で感想を書かせられる程苦痛な事はありません。好きな本なら感情も湧きやすいので「ちょっと幼すぎるかな?」という本でも大目に見てあげてください。
あまり心配なようなら担任の先生に聞いてもいいですが、本人が好きそうな何冊かを選んでおいてその中から選べば「自分で選んだ感」もあっていいですよ。
絵本でも奥が深い内容のものもあるので、あまりシンプルな内容の本だと後で書きにくくなるのでその点だけ注意して下さいね。
教える時イライラしない方法
一番大事なのは「時間をたっぷりとって、焦らない」事です。
十分な時間確保
時間が迫っていたり、親も自分のやる事が気になったりするようだとイライラの原因になってしまうので、あらかじめ予定を立てて時間を確保しておきましょう。
子供のお友達になりきる
イライラ原因のもう一つが、子供が自分の言った事を理解できない事やすぐ忘れる事です。
教えてあげるという上から目線で説明されるより、一緒に勉強するというスタンスを取ると子供が理解できない気持ちをわかってあげれるし会話のキャッチボールが弾みます。
自分が子供と同い年のお友達に変身してみるとイラつきも少なく楽しい雰囲気になって「それでね、あのね…」と自然とやる気になってくれます。
子供に相手をイメージさせてあげる事でうんと書きやすくなりますよ。
ゴールを決める
読書感想文を1日で仕上げるのは、うちの子には難しいという場合は「始める前にどこまでやるかゴールを設定しておく」という方法も効果的です。
ゴールが見えている方が子供にも「あとどれだけ頑張れば終われるか」というのがわかりやすいので期間限定なら…という事でその間は前向きに取り組みやすくなります。
時間で区切ってもいいですが、中途半端な所で終わったり時間稼ぎされて終わるだけだとイラつきの原因になるので、内容で区切ることをオススメします。
例えば本を読んであらすじを書くまでとか、書く材料を揃える所まで聞き出してあげてメモる段階までなどにしておけば、次からは材料を並び替えて清書という具合にその子に無理のないペースで進めれます。
区切る場合は、あまり間隔を開けないでやった方が感情が冷めなくていいですよ。
まとめ
・読書感想文の書き方は「はじめ→中→終わり」の順で基本を押さえましょう。
・課題図書にこだわらず、本人が好きな本を選ぶ事でヤル気を出させる方が効果的。
・十分な時間をとって子供と同じ目線に立って、楽しみながら無理のない計画で進めればイライラしません。
低学年の読書感想文の経験で、今後も続く作文や感想文の宿題が好きになるか嫌いになるかでは大きく違ってくるので、出来上がったら認めて褒めてあげてください。
感想文を書く→親イラつく→怒られる→嫌い
感想文を書く→話が弾む→楽しい→好き
この違いを頭において、強制したりせずにタイミングをみながら親子で頑張って下さい。
それではまた次回