こんにちは。愛花です。
今回は中学生の読書感想文オススメ本と選び方です。
「簡単に読めて、感情がガーッと盛り上がってサクサク感想文が書けるような良い本ないかなぁ…」
と思っている方、必見です。
思わずのめり込んで一気に読める本や、感動してティッシュ無しでは読めない本、大人になる前に読んでおきたいオススメな本を紹介します。
下記クリックでお好きな所へどうぞ
読書感想文を書くのにオススメな本
感動本
感動できる本は感情がドバーッとなって涙が止まらないものから、しみじみするものまでありますが、感想文を書きやすいタイプだと思います。
中でも重松清さんの作品は泣ける感動モノがたくさんあるので、感動本で迷ったら重松清さんのものを選べば間違いないです。
重松清「エイジ」…連続通り魔事件の犯人が同級生だった。
重松清「きよしこ」…言いたい事がいつも言えず何でも話せる転校生。ひとりぼっちじゃないと心あたたまる作品です。
重松清「流星ワゴン」…過去と現在とを自由に行き来できるワゴンに乗って家族の問題解決に体当たりする話。
重松清「卒業」…14年前に自殺した親友の娘が訪ねてきて「死」というものに対して向き合う事になる。
重松清「青い鳥」…喋る事に障害のある先生と悩みのある生徒との話。上手く喋れなくてももっと大切な役割があると、大切な事を教えてくれる作品です。
辻村深月「ツナグ」…一生に一度だけ死者との再会を叶えてくれる。
湯本香樹実「夏の庭」…人が死ぬところを見てみたいと思う中学生と老人の話。
梨木香歩「西の魔女が死んだ」…西の魔女のおばあちゃんから受けた修行。何でも自分で決めるという事を学ぶ主人公の話。
小川洋子「博士の愛した数式」..記憶が80分しか持たない博士の家に家政婦
「あと少し、もう少し、みんなと走りたい」…中学最後の駅伝に寄せ集めのメンバーで走る感動ストーリー。
名作
社会人になると忙しくなって、なかなかじっくり文学作品を読むチャンスが無くなります。
日本人なら誰もが知っている
芥川龍之介の「羅生門」「蜘蛛の糸」「鼻」
夏目漱石の「坊ちゃん」「吾輩は猫である」
新美南吉の「牛をつないだ椿の木」「おじいさんのランプ」
などの本を読むのはどうでしょう?名前は知っているし、有名作品の題名も言えるけど、どんな話?って聞かれると…と無口になってしまうなら、この機会に読んでみましょう。
本の選び方
課題・推薦図書から選ぶ
学校の課題・推薦図書では年齢に合ったオススメの本を紹介しています。
読書感想文を書くのは夏休みなどの時間がある時なので、そんな時にこそ読んでほしい長編から気軽に読むことの出来る短編、じっくり考える内容の物があります。
課題・推薦図書なので内容的にはどれを取っても安心な部分はありますが、興味がわかないのなら違う本を選ぶ事をオススメします。
課題図書をさかのぼって調べて探すのもいいですね。ちなみに今年の中学生課題図書をあげておきます。
2017年課題図書
「円周率の謎を追う:江戸の天才数学者・関孝和の挑戦 」くもん出版
「ホイッパーウィル川の伝説」あすなろ書房
「月はぼくらの宇宙港」新日本出版社
自分の好みの内容で選ぶ
好きな本のジャンルは人それぞれなので、自分が読むのが苦痛でない物を選びたいところなんですけど、本ってちょっと読んでみないと「この本面白そう」とか「これは合わないな」とかタイトルだけでは分かりづらいと思います。
自分の好きなタイプの本でも、感想文を書くとなると適していなかったり内容が幼すぎたりするものは避けるべきでしょう。
本屋さんで選ぶのもいいですが、ネットで探せば最初の部分が読めたりレビューも書いてあったりするので、そこでおおよその内容を掴んで決めるのもアリです。
ネットの場合、ラッキーなら中古で安く手に入れられたり、自分の興味のある本と関係した作品を何冊か注文してその中から決めたりもできます。
自分が感動する方が感想文を書きやすいか、
自分と同じくらいの年齢の子が主人公がいいのか、
フィクションかノンフィクションか、
笑えるような面白い内容がいいのか、
長い間名作と言われている物を読んでみたいか、
スポーツに関係する話がいいのか、
などを考えながら、「これだったら、思う事がいっぱいあるな。書けそうだな」と思う物が見つかったら、それがあなたの一冊です。
受賞作や著者から選ぶ
本を普段読んでいないと、選ぶ段階から迷ってしまいますよね。
そういう時は、受賞作から探してみるのも一つの方法です。
芥川賞や直木賞受賞作品や本屋大賞で探してみてるのもいいですよ。好きな作家がいたり、好きな作品があるならその作家の
2017年の本屋大賞に選ばれた「蜂蜜と遠雷」著者の恩田陸さんは、「夜のピクニック」も書かれていて、中学生の読書感想文に人気の作品です。
それから2位を取得した「みかづき」の森絵都さんの「カラフル」もオススメ度大です。
こんな感じで、受賞作→受賞作の著者の他の作品という見つけ方もおもしろいです。
まとめ
読書感想文を書くのにオススメな本は
・泣けてくるほど感動できる本
・じっくり読みたい名作
本の選び方は
・課題・推薦図書から選ぶ
・自分の興味のある内容が書いてあるものから選ぶ
・受賞作品や著者から選ぶ
です。
好きな本が見つかるかどうかで、読書感想文の書きやすさも随分違ってきますよね。
読書感想文の書き方の記事も参考にしながら、自分の感想がしっかり入った感想文が書けるといいですね。
それではまた次回。