こんにちは、愛花です。
今回は野良猫が妊娠した時の対処法です。
ふと気が付くと…野良猫のお腹が何だか大きい!そんな経験はありませんか?
さすがに面倒まではみてあげられないけれど、生むまでの間何とか無事でいられるように何とかしてあげたい。
でも、庭先で猫が増えていっても困る…
この妊娠期間にしてあげれることをまとめてみました。
下記クリックでお好きな所へどうぞ
野良猫が妊娠した時はどうすればいい?
野良猫がどうやら妊娠しているらしい…でも自分の家では飼えない。
こんな時は、ある一つの決断が必要です。
・かわいそうだけれど、飼ってあげれないから何もしない
・子猫が生まれる間だけでもできる限りのことをしてあげる
心を鬼にして何もしてあげないのも悪くはないと思います。野良猫として生活していく事は簡単なことではありませんけど、中途半端に世話をして途中でやめてしまうと後が大変です。
近所の方に世話をしている所を見られて苦情が来ても困りますし、出費もかかってくる
事もあります。出来る限りのことをしてあげたいという気持ちでしたら子猫が生まれた後の事も考えて決断しましょう。
それでも見守ってあげるんだ!という決断をされた方は「安心できる出産場所をさりげなく確保」しておいてあげましょう。
・雨が降っても濡れない
・人目に付きにくい
・冬場なら寒さをしのげる所
そこで生むかどうかは猫が決める事なので強制できるものではありませんが、居心地が良く安心できる環境なら出産場所として決めてくれるかもしれません。
自宅に庭がある場合は、ダンボールや発泡スチロールなどで隠れ家を設置して、中に毛布やタオルを入れておくと良いです。
野良猫だって出産の時は安心して産みたいですよね。
妊娠した野良猫を保護する方法
妊娠や出産してからでもそうですが、母体には負担がかかる事なので体調を崩す場合もあります。そんな時に病院に連れて行くために捕獲や、子猫が生まれて里親を探すためや病院に行くために捕獲…でもどうやって!?
妊娠している猫は普段に加えてより一層警戒心が強いので、素手で捕獲しようとすると逆に攻撃を受けるかもしれないので捕獲器を使う事をおススメします。
これなら警戒心が強くて近くに寄れない猫でも保護することが出来ます。捕獲用のケージは自治体で動物愛護活動している所やボランティア団体で貸し出してくれている所もあるので、チェックしてみましょう。
捕獲器での捕獲率を上げるポイント
・匂いの強い餌を使う
よく猫を見かける時間帯を狙って餌を仕掛けます。その時に匂いが強い食べ物を使うと効果的です。猫用フードでも良いですが捕獲する時だけならソーセージや唐揚げでも良いです。少し温めるとさらにいい匂いがするので成功率が上がりそうですね。
・捕獲器を丸出しにしない
いかにも「これは罠です」を前面に出したような設置の仕方より、上に新聞紙や毛布を被せたりして本体を少し隠すと入りやすいです。もしくはもともと物陰になっているような場所の方が気を許して入ってくれそうですね。
・保護団体に問い合わせてポイントを聞く
保護団体や捕獲器を貸し出してくれる所で、お使いの捕獲器の上手な保護の仕方を聞いてみましょう。捕獲器のタイプによって作戦を変えた方が保護率が上がりそうです。
病院に連れて行く場合は捕獲器のまま持っていく方が良いです。下手に違う所に移動させようとすると逃走される可能性が高くなってしまいます。すぐに病院に連れて行けれない場合は捕獲器の上に布などを被せて周りを見えない状態にした方が、猫が落ち着きやすいです。
妊娠している状態の場合は特にストレスを減らしてあげたいので、早目に病院にかかれるように手配してあげて下さい。
野良猫が妊娠中にしておくべき準備
猫は妊娠して約2か月で出産となるので、すでに妊娠が見て取れるような状態ならまだ子猫が生まれていないうちに次の準備に取り掛かりましょう。
・里親探し
これは必須です。猫は一度の出産で2~6匹の子猫を産みますので、「猫飼ってもいいよ」というOKをもらえそうな家庭を自分の身の周りで探してみて下さい。
もしくは里親を探すサイトで募集するのも良いですが、ちゃんと最後まで面倒を見てくれる人という事と猫ちゃんの今後が大きく左右されることなので素敵な里親さんが見つけれるように頑張ってください。
そして子猫だけでなく親猫も飼い主が見つかるのが理想的なので、人懐き良くさせておいた方がもらってもらえる可能性が高くなります。
・病院で避妊手術
まだ生まれてないのに避妊手術?と思われるかもしれませんが、猫は出産を終えてから約1.5~2ヵ月位には避妊手術が受けられます。子猫への授乳が終わるころになると次の発情が始まってしまう可能性もあるとのんびりしていられません。
どこの病院で受けると費用を安く済ませることが出来るかや、補助金を出してくれる地域もあるので今のうちに調べておきましょう。
・里親に出す前の子猫の飼育
里親が見つかったとしても、見つかってすぐに引き渡せるわけではなく数週間は親猫のそばに置いてあげた方が良いですので、目安としては授乳が終わる時期の1.5~2ヵ月位は親猫の手元に置いておくことをおススメします。
家の中で世話できる状態にまで親猫が心を許してくれているなら、その方が理想的です。家族の理解や里親が見つかるまでの飼育費もかかりますので注意です。
里親サイトに出す場合などは、予防接種や健康診断も判断ポイントになってくるので自費で病院に連れて行くか、里親募集する時に費用を負担の旨を記載しておきましょう。
生まれてすぐに子猫に手を出したりすると他の匂いが付いて、親猫が子猫の世話を拒否してしまったりする場合もあるので気を付けましょう。
まとめ
野良猫が妊娠してしまった時は「安心して出産できる場所」を確保してあげましょう。
外ならダンボールや発泡スチロールが効果的です。
サポートする場合は中途半端なかかわり方はせず子猫の里親探しまで面倒見れないと思うなら最初から手出ししないようにしましょう。
野良猫は警戒心が強いので、自分で捕まえようとすると傷を負う可能性もあって危険なので「捕獲器」を使用する方が良いです。
妊娠中の猫を出産の間だけでもお世話してあげたいと思うなら、生まれてくる子猫の里親探しも責任を持ってする覚悟が必要です。費用もかかりますし、時間や手間もかかる事なので生まれてから考えるのではなく妊娠中からそういったことも含めて検討することが大切です。
子猫は本当に可愛くて見ていて癒される存在ですが、抵抗力が弱いので特に授乳が終わり母猫からの免疫力が切れる頃に病気にかかりやすくなりますので里親へ引き渡しの時期はコンディションに配慮してあげて下さいね。
素敵な里親さんの元で幸せに暮らせるお手伝いと思って、一旦関わると決めたら途中で投げ出すことの無いように頑張ってください。
それではまた次回。