こんにちは。愛花です。
今回は1日で初心者でも簡単に出来るワンポイント大人浴衣かんざしです。
実はこれは私の姉から頼まれて作ったものですが、かごバッグに付けるお揃いの飾りも同じ作り方を応用して作ってみました。着物を着た時のかんざしやコサージュの代わりにもなるし、今回はタイシルクを使用したので洋服にも合わせることができます。
下記クリックでお好きな所へどうぞ
ワンポイント浴衣かんざし
材料
3㎝正方形布…12枚
内側布2.5㎝正方形…4枚(今回私はオーガンジー白を使用しましたがオプションです)
直径3.5㎝円布…1枚
Uピン…1本
手芸用針金…5㎝
厚紙直径2.5㎝と直径1.5㎝…各1枚
中央の飾り…お好みのもの
ボンド、ハサミ、ピンセット、黒糸、爪楊枝、定規、目打ちなど。これを機につまみ細工に興味を持った方は必要な道具の記事を参考にしてください。
作り方
1、厚紙直径2.5㎝の片面にボンドを薄く付けて直径3.5㎝円の布の中央に貼り付けます。余った周りの布に切れ目を入れてボンドをつけて内側に折り込むように貼り付けます。中央は後で針金を通すので目打ちなどで穴を開けておいてください。
3㎝正方形布は剣つまみにしておきます。
2、針金を台紙に通し外れないように折り曲げます。その上から直径1.5㎝の厚紙をボンドで貼り付けます。下から出た針金部分は折り曲げて後でUピンにつけます。
3、花びらを台紙にボンドで貼り付け、針金部分を黒糸でUピンに巻きつけます。(途中で巻きつけた糸にボンドをつけさらに巻きつけると取れにくくなります)針金があることによって髪につけた時、花の向きを変えられるので便利です。
4、中央に好みの飾りをつけて完成です。
浴衣にはワンポイントが素敵
浴衣は本来湯上りに着るもので、着物より手軽に着れる和の装いという感じですよね。日本人によく似合うと思うので夏祭りや七夕に大いに着て欲しいと思っています。ただ着物と違ってバシッと決めるというよりは「ユルッ」としたやわらかさを出せる方が大人の浴衣上級者かなと思います。
そして涼しげに着こなして欲しいものですが、そこで活躍するのがかんざしです。お団子に玉かんざしもスッキリして魅力的ですが、姉からの注文で「ヘアーにちょんと挿すかんざし」をつまみ細工でということでシンプルで大人可愛い感じに仕上げてみました。
あんまり派手な感じを出さず何も無いのも寂しいという女心を満たし、姉には大人浴衣を素敵に着てもらえるように浴衣の色に合わせて白と紺(ブルー)をチョイス。ちりめんを使わずタイシルクを使ったことで普段にも使えます。
シンプルにまとめた髪に「ちょん」とこんなお花があれば女性らしさがぐっと上がりますね。
お揃いの籠バッグ飾り
姉が「浴衣を着た時に一緒に持つ籠バッグにもお揃いの飾りが欲しい」と言うので作ってみたら、着物を着た時のかんざしやコサージュにも使えるな、と思ったので紹介します。
手前はワンポイント髪飾りで、奥が籠バッグ用の飾りです。
実はこれまだ制作途中で、昨日姉に見せたら「もっと大きい方がいい」というリクエストをもらいこれから追加していくところです。
でもかんざしでも素敵だと思いませんか?今回は浴衣なので髪飾りとしては大きいかなと感じますが、着物や洋服でもイケると思います。
もちろん色を変えて女の子用に可愛くしてかんざしとして使ってもいいですね。大人はシンプルが粋ですが、子供は可愛さを最優先にして楽しんでください。
洋の素材使い
今回マレーシアの布屋さんで見つけたタイシルクとオーガンジーがお得な値段で手に入ったので使ってみたくていい機会となりました。
今回使ったブルーのタイシルクは黒糸と織って出来上がっている布で、落ち着きのある光沢感と角度によって見える色合いが違っているのが気に入っているポイントです。110㎝×100㎝で100円くらいでした。安いですよね?折りやすくてボンドで問題なくくっ付いたし、何より生地が薄いのが作業しやすかったです。花びらを剣つまみにして多めに作ったら、キリッとした印象になりました。
オーガンジーも使ってみたい素材だったので、タイシルクよりお手頃価格で何色か買ってしまいました。ただ…知ってはいたけど、つまみ細工では使いにくいです。見た目の軽やかさとゴージャスな感じに惹かれて買ってはみましたが、切るのも大変、折るのも大変です。笑 あの弾力感が折る時作業しずらく悪戦苦闘しましたが、あの美しさをどうしても作品に入れたくて頑張りました。コツは、正確には折れないので要らない部分は切り落として、ボンドでしっかり留めることです。
私の住むマレーシアは布の宝庫で、まだまだ使ってみたい美しい布が沢山あります。日本の伝統技術のつまみ細工を海外の美しい布で新しい作品を作ることにも挑戦したいと思っています。
それではまた次回。